■今月のここへ行きたい。(1月)
第4回 「アメリカ・カナダの旅13日間」

Aバッファロー、トロント、ハンツビル

今回も、前回に引き続き営業課のBIBOが添乗員として同行した、「アメリカ・カナダの旅13日間」でのエピソードをご紹介します。(第2回目)
5日目

この日はニューヨーク市からバッファローへ移動。飛行機で1時間20分。特に大きな問題もなくバッファローへ到着した。この日も快晴で、本当に暖かい。例年だとこの時期には小雪が降ることもあるらしく、バッファローのガイドさん曰く、「クレイジーな天気。」。温暖化は日本だけでなく、ここでも進行しているのだ。

しばらくすると、迎えのバスが到着した。ここバッファローでは、お客様のメインイベントである芸術関係の世界大会が開催される。お客様は皆様、「芸術家」。一方、私は芸術というものに疎く、芸術的価値がよく理解できない素人。しかしこんな私でも、皆様といろいろな美術館を巡っていくうちに、なんとなく良さがわかりつつある。さらにここで、感性を磨きたいところだ・・・。そんなことを考えている間に、バスはホテルへと到着した。
 

↑バッファロー上空


6日目

バッファローは正直なところ、旅行ではあまり人気がない。ナイアガラ以外はほとんど知られていない。

とりあえずお客様がショッピングをしたいということだったので、ホテルのフロントでショッピングモールを教えてもらい、タクシーを拾って行くことにした。 しかし、ふとこの街にはタクシーが通っていないと思った。 再度フロントへ聞くと、あることはあるのだが、呼ばないと来ないらしい。 そういうことならと、ベルさんにタクシーを呼んでもらうことにした。 チップを2ドル渡すと「Thank you very much.」とばか丁寧な挨拶をされた。 このホテルならではの習慣なのだろうと思い、それほど気にしなかった。 待つこと10分、タクシーはなかなか来ない。 そして5分後、やっと来たと思ったら、先ほどのベル係りに、ここのタクシーは良くない、別のタクシーがすぐ来るからもう少し待ってくれと言われ、さらに10分待った。 やっと到着したタクシーの運転手とベル係りは目配せすると、さっきまで何もなかったはずのベル係りの左手に5ドル札がある。 なるほど、と思いこれもベルの稼ぎなのだなと、自分を納得させた。

約15分の道のりでギャラリアモールへ到着。このモールは1階と2階で構成されている。 中をグルッと一周してみると、アメリカのブランドばかりで高級ブランドはない。

帰りはタクシーと思ったが、やはり節約してバスに乗ることにした。 総合案内でどのバスに乗ればいいのか、料金はいくらになるのかなどを聞いていると、なんと目的地まで1ドル75セントで行くことがわかった。 行きのタクシー代が25ドルと比べたらかなりの節約だ。アメリカのバスは料金前払い制。区間によって料金が違う都市もあれば、全区間同じ料金という都市もある。降りる際にはレバーやボタンを押して知らせる。日本のように次は○○ですというアナウンスはない。運転手に聞くか、勘で降りるか。今回は地図を見て大体降りる場所がわかったので問題はなかった。

 

 

 

 

 

 

↑朝陽を浴びるシティホール (バッファロー)

7日目

朝食をホテルの外でとり、ゆっくりした。 アメリカの朝食は飲物と食事となっており、一般的には飲物はコーヒーやオレンジジュースで食事は卵にハム、もしくはソーセージとポテトが主流。 卵は目玉焼きやスクランブルエッグを選べるようになっていて、食べ終わると飲物と食事代の15%〜20%をチップにする。 概算でいいのでテーブルの上か支払いの時に渡す。中にはチップ込みのところもあるのでレシートをよく見なければならない。 この日は、お客様から頼まれたお店を探したり、翌日の予約確認をしたりして過ごした。

↑ルアーのお店。

 

8日目

さあ、今日はいよいよナイアガラへ行く日だ。 残念なことに昨日までの良い天気から一変して、今日は雨模様。 気温もかなり寒くなった。昨日まではシャツ一枚でよかったのだが、今日はコートを羽織っている。 車で40分、アメリカとカナダの国境へ。 いちおう、車を降りて入国手続き平均30秒で皆、問題なくパスした。 カナダ側ナイアガラの街は素晴らしい。高級ホテルにレストラン、州営業のカジノもある。 お酒も州が管理している為なかなか厳しいようだ。 私達はまず、ナイアガラの滝観光で最も人気が高い、「霧の乙女号」の滝つぼ見学クルーズへ。船の名前のように霧に包まれたような気分で約30分間乗船した。 カナダ側、アメリカ側の両方から滝をじっくり見学した。 その後、滝の上からと、川をさかのぼって発電所なども見学した。 ナイアガラの滝はどこから見学しても、圧巻であった。

お客様のご希望によりリカーショップで20分くらいショッピングをすることにした。ここナイアガラの近くは有名なアイスワインの産地。味が濃く、甘味の多いワイン。通常はデザートワインとして飲まれるようだ。知り合いにお酒が好きな方がいたので、私もお土産として1本購入した。支払いの際、私の前に並んでいた若い方が前でIDをチェックされていた。私も当然されるものだろうと思って身分証明証を準備しようとしたが、私の番ではチェックはされなかった。ある程度の年齢に見られたのだろう。喜ぶべきか、悲しむべきか・・・。

バイキングの昼食を取り、帰途へつく。再度アメリカ入国をしなければならない。 手続きは僅か5分程度で完了。 現地ガイドさんによると、入国審査官の気分によって対応がかなり変わるらしい。 手続きに手間取ったお客さまには、厳しい審査官は、きっと朝奥さんと喧嘩してきたのでしょう、と言われているようです。なるほど、と思い、ホテルへ向かった。

 

↑ナイアガラツアーに出発

↑間近に滝が!

9日目

今日は2名様が先に日本へ帰国されるということで、朝5時30分にフロントへ行き、支払いのチェックを済ませ、空港へと送り出した。] 他の方たちは7時30分ごろには全員集合し、車でカナダのトロントへ向かった。 途中カナダの入国手続きも、昨日と同様僅かな時間でパスした。 こんな楽な入国は今までになかった。

車で1時間30分、トロントに到着。CN塔やトロント大学を見学後、トロント市庁舎、旧庁舎、中華街を車窓で案内。 昼食はオンタリオ湖(五大湖)のすぐそばの中華レストランにて飲茶を食べた。オリジナル飲茶なのでどこか新鮮で美味しかった。その後大きな車へ乗り換えて、トロント市内より3時間30分離れたアルゴンキン州立公園に近いハンツビルへ。ここではディラハーストリゾートというホテル宿泊の予定である。ここは本当に山のリゾートである。お部屋は広々としていて、山小屋風で遠くにはきれいに紅葉した山が見られる。ホテル内にスポーツ施設やプール、ゴルフ場、ショーホールもある。これだけ施設が整っているので、ホテル内で何日も遊べるだろう。

だが、何より私を虜にしたのは、新鮮な空気と、都会では決して見ることのできない星空である。この日ホテル到着した後、夕食を取り、それぞれ皆さん部屋へご案内した。私も翌日のスケジュールをガイドさんと打合せし、部屋へ戻った。タバコを吸うためにバルコニーへ出た。目には見えないが、冷たくてきれいな空気だと肌が感じる。そして空をなんとなく眺めたら目が離せなくなった。なんと表現すればいいのか悩むのだが、今までにこんなに明るい夜は初めて。もちろん都会の夜は電気の照明があるから明るいが、イメージとしては暗い。ここは夜が明るい。空一杯の星が空のほうを明るくさせ、私はまるでえ別世界にいるような気分になり、そのまましばらく眺めていた
 

↑CNタワー(トロント)

↑トロントのチャイナタウンは漢字だらけ。

10日目

アルゴンキン州立公園へ。 近くの宿泊とはいえ公園内まで20分はかかる。

アルゴンキン州立公園の面積は7,725Ku。園内には14のハイキングコース、8つのキャンプ場、2つの宿泊施設、 フィッシング、サイクリング、カヌールート、キャンプ、野生動植物の観察や狼達の吠え声鑑賞会、アウトドアシアターなどのイベントがたくさんある。

この自然の中で過ごしていると、自然を大切にしようという気持ちが強く感じられるようになる。

ここのガイドさんはアドベンチャーガイドを専門にされているということで、どこか野性的な男のイメージが強い。 しかし実際は、話も気遣いもうまくお客様たちは大変喜ばれていた。

最初は1.5kmのハイキングコースへ。 園内の14のコースは全て目的が設定されており、今回のコースはアルゴンキン州の地形がわかるようになっていて、いくつかの説明ポイントを設けてあった。 しかし、それ以上に紅葉したメイプルの木々は最高にきれいだった。 赤、緑、黄色と色とりどり。 コースを進んでいる間、アドベンチャーガイドさんは様々な動・植物の説明をしてくれる。 説明を聞くうちに、もっと知りたいという気持ちにさせられるところは、ガイドさんの腕の良さだろう。

昼食はサンドイッチのお弁当。 池のそばでキャンプ場を利用させてもらい、良い天気の中でちょっとしたピクニックのようだった。

この日は他にもう一つのコースをまわり、ホテルへ戻った。 夕食はバイキングだったのだが、なんと今日はカナダの感謝祭、七面鳥を食べる日ということで、約40種の料理があり、質、量ともに大変満足できた。

 

 

↑夕陽に照らされた紅葉の木々。

↑紅葉に染められたメイプル。

11日目

今日はアルゴンキンを見学してトロントへ戻る日。 朝日が窓から差し込むレストランで、30種類もあるバイキングの朝食を取った。 今日も歩くので目一杯食べた。

ガイドさんと会い、早速出発した。今日は展望台のようなところからスタートすることに。 鉄の階段を上るのだが、雨も少し降った関係で上へ登った方はわずか2名様、もちろん私とガイドさんは登ったのだが。 登り始めは、滑りますので注意してください、などと、声をかけていたのだが、上へあがるにつれ、まわりの景色に目をとらわれ、無口になって行く。 本当にすばらしい。

その後、ハイキングコースをもう一つ歩き、ガイドさんにお願いして、カヌーを体験することに。

ここアルゴンキン州立公園はカヌーコースでも有名。多くの方が8月から10月の間カヌーを楽しむ。

それにしても楽しみ方が違う。 一般的には3泊4日のコースで様々なコースに挑む。 なにしろ園内のカヌーコースは1,500キロ以上もある。 カヌールートマップを有料で入手しないとわけがわからない。

私達は30分のカヌーコースを楽しんだ。静かな池に時々水鳥を発見する。 周りは紅葉に満ちている山。少し風が涼しく感じる。

あまりにも心地よいので、いつかカヌーツアーへ行きたいとひそかに1人で計画をした。

カヌー体験後は昼食だ。園内のホテルこの日が今年最後の営業日ということで、在庫一掃セールではないがいつもよりバイキングのメニューが多い。 ここは前菜、スープ、デザートはバイキング方式。メインは運ばれてくる。木造の建物の中心部に大きなコンロそのそばに私達の席がある。 雰囲気は最高。ますます好きになった。

ガイドとレストランのマネジャーが親しいようで詳しく話をしてくれた。 中国系のマネジャーさんのお年は45歳前後。明日からマイアミへと半年の間旅行に出る。 ここでは冬の寒さが厳しい為、春から秋にかけて仕事約半年、そして冬は旅行へ行くのが一般的。うらやましい、と私は思わず言ってしまった。

昼食を終え、もう一つのハイキングコースを回り、トロントへ。 行きよりも少し時間がかかったが、無事にトロントのホテルへ着いた。

明日は日本へ帰る日。思えば今宵は今回の旅行では最後の夕食である。 事前にロブスターを一人様一尾ずつ注文していた。なかなか大きくて、美味しかった。楽しい夕食を終え、各自部屋へ戻った。

 

 

↑アルゴンキン州立公園 

 

12、13日目

また、夜が明けていない。

荷物チェック、チェックアウト、ガイドとの連絡で少しあわただしかった。 ちょっとした事件があった。なんと私達の団体を迎えに来たバスが2台も手配してあった。 人数的には1台で充分だったので、ダブルブッキングだった。話し合った結果、解決。皆様を空港へとご案内した。

ここらはいつもどおり出入国、ボディーチェックには時間を要したがそれも理解できるのでお客様も文句を言われる方は一人もいらっしゃらなかった。 トロント、シカゴ、成田、羽田、福岡と極めて順調にフライトを終えることができた。

懐かしい福岡空港に到着した時は、今回の旅行が無事終わったことに感謝した。 今回の旅行は天候にも恵まれ、そしてお客様にも恵まれ、未熟な私でしたが、お付き合いいただいて本当に感謝している。

 

 


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